様々な生活・業務の課題をIoT/AIの実装で解決してきた株式会社MAGLAB(本社:高知県高知市帯屋町、代表取締役:武市 真拓、以下MAGLAB)はコロナ対策の一環として利用可能な新しいデバイスを提供開始します。このデバイスは星野リゾート様において、2020年6月には15施設、同7月からは8施設で運用を開始しています。今回、お客様の課題に対して迅速な技術的問題点の切り分けを行い、星野リゾート様と一つのチームとなって開発を実施、新規開発のデバイスとセンサーデータのクラウド送信を迅速に提供することで、ご依頼から6週間という短期間において複数拠点での現場運用開始を実現しました。
本システムの特徴のひとつであるセンサーデバイスは、現場に溶け込み、違和感の少ないセンサー外観 [写真1、写真2]を基本コンセプトに、MAGLABが中心となって回路基板とファームウェアを開発 [写真3]。Wi-Fiへの接続安定性向上やリモートでのメンテナンス性向上に「obniz Cloud」。セキュリティ性の高いインターネット通信開通までのリードタイムが短く、IoT向けの管理機能が豊富な「SORACOM Platform」など、MAGLABのパートナー企業でもある各社の技術ソリューションを効率よく使用 [図1]。これらにより短期間の実装と現場への展開を可能としました。今後の状況に応じてさらなる機能追加も柔軟な対応が可能となっています。
もうひとつの特徴である、混雑情報の表示アプリケーション[写真4]については、現場の意見を反映し同じく短期間にて星野リゾート様にて独自で開発されました。各施設における温泉施設の混雑情報をわかりやすく提供しています。
今回のリリースにあたって共同開発を行った、星野リゾート 情報システムグループの久本様よりコメントを頂いています。
新型コロナによる感染拡大の影響を受け、観光業界は大きな打撃を受けています。お客様に安心して旅行に来ていただくため、密閉・密集・密接の三密を徹底的に回避する滞在を早期に実現しなければなりませんでした。大浴場は温泉旅館の魅力の一つですが、多くのお客様が同時に利用されてしまうと3密のリスクが発生する場所でもあります。
そのため、お客様自身で事前に混雑状況を確認し、安心して入浴できるタイミングを判断していただける仕組が必要になりました。 実験的なIoTプロジェクトの実現力を持つMAGLAB様に相談し、お客様の目に触れる場所に設置しても違和感のないデバイスデザイン、複数施設同時にPoCなし・現地調査なしで本番運用となるための遠隔メンテナンス機能の搭載、星野リゾートの社内エンジニアによるWebアプリとの連携、2か月以内の開発期間での本番導入など、難しい要求を実現するデバイスを迅速に開発いただき、着手後6週間でリリースすることができました。
星野リゾート情報システムグループにとってIoTプロジェクトに本格的に取り組んだのは初めてでしたが、経験豊かなMAGLAB様とワンチームで取り組んだ結果、期待以上の成果をあげることができ大変感謝しております。システムチームだけでなく、各施設で実際の設置作業を担当した総支配人も含めたプロジェクトメンバーも大きな自信につなげることができました。今後も、三密回避滞在をテクノロジの力を用いてより洗練させていきたいと思っていますので、引き続きサポートを期待しております。
星野リゾート 情報システムグループ
グループディレクター 久本英司 様
MAGLABでは、このセンサーデバイス(MG-HC02)を含めた、コロナ禍における三密回避のためのソリューションを「AirSTATUS for Social distance」として2020年7月中旬より順次展開していく予定です。
お客様の環境に合わせてデータ出力を調整しますので、ご相談ください。
簡易的な混雑情報表示のためのアプリケーションも用意しています。
(注) 星野リゾート様開発のアプリケーションとは仕様が異なります。
IoT/DXに特化した実装支援を行っています。プロジェクトの開始段階から課題を明確にし、IoT/DXプロジェクトの成功率を向上、世の中にIoT/DXを利用した課題解決策の普及を加速することをミッションとしています。その対応範囲は幅広く、製造業やオフィスIoTはもちろんのこと医療からドローン、畜産など多くの課題を解決してきた実績があります。
URL: https://maglab.jp/
株式会社MAGLAB
担当: 藤川 / E-MAIL(広報): contact@maglab.jp
obnizは株式会社CambrianRoboticsの登録商標です。
SORACOMは株式会社ソラコムの登録商標です。
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PRTIMES
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